FXスワップポイントのサヤ取りは銘柄・業者選びが重要!初心者にもわかりやすく解説

FXのスワップポイントによる「サヤ取り」は、堅実志向のトレーダーに人気の投資法です。コツコツ利益を積み上げたい方に向いています。このサヤ取りには違法性はなく、安心してトレードできますが、安定して利益を上げるには少しコツが必要です。

そこで今回の記事では、FXのスワップポイントを活用して利益を上げられるサヤ取りについて、具体的にどのように行うのかを解説します。

FXのサヤ取りは、為替差益やスワップポイントで行う

そもそも「サヤ」とは、FXにおける相場の開き、つまり「価格差」のことです。
本来安いものが高くなっていたり、その逆に高いものが安くなっていたりするとき、その差を利用して利益を得る投資法を「サヤ取り」といいます。

具体的に言うと、割高な投資対象は「売り」ポジション割安な投資対象は「買い」ポジションを取ることで、両者のサヤ(価格差)を利益として得るのです。

FXの「サヤ取り」には2種類の方法があります。

「為替差益」によるサヤ取り

1つ目は、為替差益によるサヤ取りです。
値動きに相関性が高い二種類の通貨ペアを選び、その価格差(サヤ)で利益を得ます。

たとえば普段よりもサヤが小さくなっているときに、割安の通貨ペアを「買い」ポジション、割高の通貨ペアを「売り」ポジションで取り、価格差が大きくなったタイミングで決済します。サヤが本来よりも大きくなっている場合には、逆のポジションを取り、小さくなったタイミングで決済することで利益を出すことも可能です。

相場全体が大きく一方向に動いた場合でも、両建てでポジションを保有しておくことで、損益を相殺して「マイナスが大きくなる」のを防げるのがサヤ取りのメリットです。大きな損失を避けて、コツコツ利益を得たい方に人気の投資法です。

「スワップポイント」によるサヤ取り

2つ目は、スワップポイントによるサヤ取りです。
スワップポイントとは「金利差調整分」のことを意味します。
各国の通貨に金利差があるほど、スワップポイントが発生します。スワップポイントによるサヤ取りでは、単純な為替の価格差ではなく、FX会社ごとのスワップポイントの差で利益を出します。

具体的には、同じ通貨ペアにおけるスワップポイントが高いFX会社で「買い」ポジション(スワップポイントを受け取り)を取り、逆に低く設定されているFX会社で「売り」ポジション(スワップポイントを支払い)を取ります。両社のスワップポイントの差で利益がコツコツ出る仕組みです。

スワップポイントの利回りは、どれくらい期待できるのでしょうか。
これは同じ利益額だったとしてもレバレッジの倍率で大きく変わります。最初は低レバレッジに設定し、年間で0.3%~5%程度の利回りが出せるように計画すると良いでしょう。

スワップポイントの大きな高金利通貨を選ぶと、利回りはさらに良くなります。しかし高金利通貨は価格変動が大きくなりやすいため、許容できるリスクの範囲内でレバレッジをかけると安心です。

買いポジション側のおすすめのFX会社
会社 通貨ペア数 取引単位 キャッシュバック 詳細
みんなのFX 27通貨 1,000通貨 最大50,000円
外貨ex by gmo 24通貨 1,000通貨 最大30万円
アイネット証券 24通貨 1,000通貨 最大30,000円
売りポジション側におすすめなFX会社
会社 通貨ペア数 取引単位 キャッシュバック 詳細
sbi fx トレード 34通貨 1通貨 最大50,000円
DMMFX 21通貨 10000通貨 最大200,000円

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FXのスワップポイントによるサヤ取りのメリット

「FXのスワップポイントによるサヤ取り」のメリットとして、下記の3つがあります。

スワップポイントによる3つのメリット
①為替変動のリスクを抑えらえる
②コツコツ利益を出すことができる
③相場をチェックする時間が少なくても大丈夫

為替変動リスクを最小限に抑えられる

スワップポイントでのサヤ取りは、同じ通貨ペアを買いポジション・売りポジションの両方で保有します。そのため、為替変動によって一方が大きく損を出しても、もう一方が同じだけ利益を出すので、為替変動リスクは最小限に抑えられます。

ただし、一方で決済してからもう一方で決済するまでには多少のタイムラグが発生するため、為替変動リスクはゼロではない点にはご注意ください。

コツコツ利益を積み上げられる

スワップポイントでのサヤ取りではコツコツと着実に利益が積み上げられるのがメリットです。スワップポイントは一日数十円程度の利益になるのが一般的。そのため利益としては地味に見えますが、日々コツコツと積み上げていくと、いずれまとまった利益になっていきます。

大きな利益は狙わず、堅実に利益を狙いたい方に「スワップポイントでのサヤ取り」は最適です。

為替相場に張り付く時間が大幅に減る

FXトレードで為替差益を取る場合と比較して、スワップポイントでのサヤ取りは価格変動での影響をほとんど受けません。よって、為替相場に張り付いてチェックするような時間が格段に減り、時間を有効活用できます。

仕事などで忙しく、毎日長時間為替相場を見るのは難しい方にもおすすめできる投資法です。

FXのスワップポイントによるサヤ取りの注意点

ここでは、FXのスワップポイントを利用したサヤ取りの注意点を3点解説します。

スワップポイントサヤ取りの3つの注意点
①大きな利益になりにくい
②銘柄とレバレッジが大切
③資金が必要

為替差益よりも大きな利益になりにくい

スワップポイントによるサヤ取りでは、FX会社間の金利差を利用してコツコツ利益を積み上げていきます。
為替差益のような相場変動による取引は行わないため、利益は大きくなりにくいのが特徴です。

ただしその分大きく損をするリスクも低いため、「ローリスク・ローリターン」で積み上げていくには向いています。

銘柄(通貨)選びとレバレッジが重要

スワップポイントでのサヤ取りは、銘柄(通貨)選びとレバレッジが重要です。
毎日コツコツ金利差で利益を得るため、レバレッジのかけ方で結果に大きく影響します。

選択する通貨のスワップポイントの差が小さすぎると、当然利益は得にくくなりますよね。
一方、スワップポイントの大きな通貨でハイレバレッジをかけると、為替変動によってロスカットの対象になりやすくなるのが難しいところです。

万が一ロスカットになってしまうと、一度に大きな損失が出てしまいます。リスクをどこまで許容するか、リターンをどこまで狙うかをじっくり考えて、サヤ取りを行いましょう。

まとまった資金が必要になる

スワップポイントによるサヤ取りはわずかな金利差で利益を上げるため、すぐにロスカットされて損失を大きくしないよう対策が必要です。

重要なのはサヤ取りに利用している複数のFX業者に、相応の資金を置いておくことです。よって、まとまった資金があると安心できます。

ただし1通貨〜1,000通貨など小額から取引できる業者なら、その分ロスカットラインが下がるため、必要資金は抑えられます。FX業者の紹介は記事の後半で行いますので、少額取引が気になる方はぜひチェックしてみてください。

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【具体例】FXのスワップポイントによるサヤ取りの手順を解説

FXスワップポイントサヤ取りイメージ

FXのスワップポイントでのサヤ取りの方法は、上図で示した通りです。簡単に言うと、スワップポイントの高い業者で買い、安い業者で売るだけです。ここでは具体的に、4つのステップに分けて手法を解説します。

まずは銘柄選び・業者選びから

スワップポイントでのサヤ取りは、業者間のスワップポイントの「差」が重要です。

そこでまずは、スワップポイントの差が大きくなりやすい高金利銘柄や、業者選びから始めます。
高金利通貨といえば、メキシコペソ/円、トルコリラ/円、南アフリカランド/円、NZドル/円などが人気です。

小さなスワップポイント差から大きな利益を上げたいときには、レバレッジをかけるのが有効ですが、かけすぎるとその分強制ロスカットのリスクが高まってしまいます。先述のとおり、リスクとリターンのバランスを加味してレバレッジを設定しましょう。

ちなみに海外の一部FX会社ではサヤ取りを禁止しています。それを加味すると、国内のFX業者を利用するのがおすすめです。

2つのFX業者で同時に買いポジション・売りポジションをとる

今回は「NZドル/円」で説明を進めていきます。まずリサーチして買い・売りポジションを保有するのに最適な業者を選びます。

実際のスワップポイント

2022年2月3日時点ですと、同じ取引通貨単位(10,000通貨)でスワップポイントを公表している「トライオートFX」と岡三オンラインの「くりっく365」での差益が大きいため、ここで買いポジション・売りポジションを保有します。

どちらか一方を保有するだけでは「サヤ取り」にならないので注意が必要です。
必ず「差益が発生する2業者間」を探し、以下のルールを守ってポジションを保有してください。

スワップポイントによるサヤ取りの基本ルール
・同じ通貨ペアでポジションをとる
・受け取りスワップポイント高い業者で「買い」ポジションをとる
・支払いスワップポイントが低い業者で「売り」ポジションをとる

毎日スワップポイントを得る

安定してスワップポイントの差益が得られる2つのFX会社間でポジションを保有したら、あとは毎日スワップポイントの差益を受け取ります。

急な為替変動やFX業者のスワップポイントの変更などに注意しながら、コツコツ利益を積み上げていきましょう。

為替変動によりロスカットの危険が出てきたら決済

スワップポイントが高めに設定されている高金利通貨は、為替変動が大きくなりやすい傾向があります。
相場に張り付く必要はありませんが、可能なときにチェックしておきます。そして為替変動によるロスカットのリスクが高まった際には一度決済しましょう。

今回は単位が大きく分かりやすい10,000通貨単位での取引を例に挙げました。
しかし初心者の場合は資金面の利便性も含め、最低取引単位が1,000通貨から可能など、少額取引ができるFX業者がおすすめです。

FXのスワップポイントをコツコツ積み上げるコツ

具体的な手法が分かったところで、FXのスワップポイントをコツコツ積み上げるコツを見ていきましょう。

短時間でいいので、毎日相場をチェックする

毎日安定的にスワップポイントで利益を上げられるサヤ取りですが、強制ロスカットされると積み上げてきた利益を超える損失になることが多々あります。

ロスカットを避けるため、毎日短時間でも良いので相場の動きをチェックしておきましょう。万が一相場の動きが激しすぎるときは、ロスカットラインに触れる前に決済し、損失を最小限にとどめる必要があります。

レバレッジのかけ過ぎに注意

レバレッジをかけると、それだけ利益が大きくなりますが、ロスカットされると損失も大きくなります。サヤ取りに慣れて、勝ちパターンが見えてきてからレバレッジを大きくするのは良いですが、最初は低レバレッジから始めて様子を見ながらポジションを持つようにしましょう。

適宜資金移動をするが、移動しすぎには注意

スワップポイントでのサヤ取りは2つの業者で「買い」「売り」のポジションを両建てするため、一方で利益が出るときは、必ずもう一方で損をします。

よって、為替変動に合わせ、資金が少なくなった業者に資金を補充するため、資金移動するということはよくあることです。とはいえ、毎日資金移動を繰り返していると、不審な動きと捉えられてFX業者から目をつけられてしまう可能性も。

サヤ取り自体は違法ではありませんが、何かあった際に取引を一時的に凍結されてしまうかもしれません。こうした事態を防ぐため、資金移動は月に数回に抑えた方が安心です。

サヤ取りを始めたたい初心者向けのFX業者4選

サヤ取りを試してみたいFX初心者向けに、1通貨や1,000通貨から取引でき、かつスワップポイントが有利になりやすいFX業者を4つ紹介します。

買いポジション側のおすすめ①「みんなのFX」
会社 通貨ペア数 取引単位 キャッシュバック 詳細
みんなのFX 27通貨 1,000通貨 最大50,000円

「みんなのFX」は、全体的にスワップポイントが高めに設定されており、買いポジションを保有するのにおすすめの業者です。

最低取引単位は1,000通貨からとなっており、数千円の資金からFXが始められるため、小さく投資を始めたい方にぴったり。
また、売りと買いの差がさほど大きくないため、逆に「売り」ポジションを取りたいときにも候補に入れられる、サヤ取りに向いているFX業者といえます。

買いポジション側のおすすめ②「外貨ex byGMO」
会社 通貨ペア数 取引単位 キャッシュバック 詳細
みんなのFX 24通貨 1,000通貨 最大30万円

「外貨ex byGMO」は、GMOインターネットグループが運営するFX会社。信頼性の高い大手企業で取引したい方に最適です。
「買い」のときに受け取れるスワップポイントが比較的高めで、買いポジションを保有する際におすすめできます。
こちらも1,000通貨から取引可能。少額取引でチャレンジしたい初心者でも安心して取り組めます。

買いポジション側のおすすめ③「アイネット証券」
会社 通貨ペア数 取引単位 キャッシュバック 詳細
アイネット証券 24通貨 1,000通貨 最大30,000円

「アイネット証券」は業界最高水準のスワップポイントを提供するFX会社で、「買いポジション」を保有する際におすすめできます。
こちらも1,000通貨から取引可能でFX自動売買システム「ループイフダン」が活用できるため、口座を作っておいても良いFX会社の1つです。

売りポジション側のおすすめ①「SBI FXトレード」
会社 通貨ペア数 取引単位 キャッシュバック 詳細
sbi fx トレード 34通貨 1通貨 最大50,000円

「SBI FXトレード」は、国内最大手FX会社のひとつ。売りポジションを保有し、できるだけ低いスワップポイントの支払いに抑えたいときに人気です。

また、トレーダーにとってコストになる「スプレッド」も、米ドル/円で1,000通貨以下なら0.09銭と業界最安値。最低取引単位が1通貨からOKとなっており、破格の待遇といえます。まずはごく小額から、お試しでデモトレードがしたい方にもおすすめです。

売りポジション側のおすすめ②「DMM FX」
会社 通貨ペア数 取引単位 キャッシュバック 詳細
DMM FX 21通貨 10000通貨 最大200,000円

「DMM FX」は、売りポジションを保有したいときにおすすめの業者です。支払いスワップポイントが比較的有利な設定で、コストが抑えられます。
また、スマホで簡単に本人確認ができるサービスを利用すれば、最短1時間で取引スタートできるのも魅力。ただし最低取引単位が10,000通貨からとなっており、取引を始めるのにまとまった資金が必要ですので、その点のみご注意ください。

まとめ

FXでのサヤ取りには、為替差益で利益を上げる方法と、業者間でのスワップポイントの違いを利用して差益を得る方法の2種類があります。

初心者におすすめなのは、スワップポイントでコツコツと利益を上げる方法です。

業者選びとリサーチは必要ですが、ロスカットラインさえ注意しておけば安定した利益を見込めます。FXは相場に張り付く必要があり大変、というイメージがありますが、「スワップポイントでのサヤ取り」は1日1回ほど相場を見ておけばいいので、初心者でも取り組みやすくおすすめ。

まずは使い勝手が良さそうなFX業者で口座開設し、小額からチャレンジしてみてくださいね。

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