【2021年】ホームページ作成サービス・CMS・ソフトを徹底比較!それぞれの特徴からメリット・デメリットを解説

ホームページ制作というと「専門的な知識が必要で難しいもの」と思われがちですが、こういったイメージはすでに過去のものです。パソコンやスマートフォンといった機器とインターネット環境があれば、文章や画像を用意するだけで誰でも簡単に作ることができます。

さらに、いっさい費用をかけずに無料で作れるサービスも存在するため、今すぐに作って全世界に公開することも可能です。無料サービスの限られた機能では満足できなければ、豊富な機能を備え自由度も高い有料のサービスを検討しましょう。ホームページ作成サービスやツールを比較しつつご紹介します。

ホームページを作成する3つの方法

まずはホームページを作るのにはどんな方法があるのかをみていきましょう。さらに、それぞれの方法でかかる費用、実際に作成する際の難易度について解説します。

ホームページを作る方法【比較一覧表】

ホームページを作る方法は、大きく分けて次の3つです。

  • ホームページ作成サービスを利用する
  • レンタルサーバーを借りてホームページ作成ツール(CMS)を導入する
  • レンタルサーバーを借りてホームページ作成ソフトで制作する

「ホームページ作成サービス」とは、知識がない人でも写真を選んだりテキストを入力したりするだけで簡単にホームページが作れるサービスのことです。

「レンタルサーバー」とは、ホームページのデータを置く場所(サーバー)を貸し出すサービスのことです。ただしレンタルサーバーを借りるだけではホームページは完成しません。借りたばかりのレンタルサーバーは中身が何もない状態ですので、そこにホームページ用のデータを置く必要があります。

レンタルサーバー上に置くデータを作るのに使われるのが「ホームページ作成ツール(CMS)」や「ホームページ作成ソフト」です。

まずは、それぞれの特徴を表にしてみました。詳しく見ていきましょう。

名称 費用 サーバーの有無 難易度 自由度
ホームページ作成サービス 無料または有料 不要
ホームページ作成ツール
(CMS)
基本無料
(有料テンプレートやプラグインの購入時に発生)
必要
ホームページ作成ソフト 有料 必要

費用の点に関して、完全に無料で作りたいのであれば、ホームページ作成サービスの無料プランを利用するのが一番です。ただし、広告が表示されたり、作成できるページ数が少なかったりと、機能が一部制限されています。そして、WordPressなどのCMSを使用してホームページを作成する場合、CMSを準備する際には費用無しで用意できますが、サーバーが必要であるため、サーバーの初期費用や月額費用がかかってきます。最後に、ホームページ作成ソフトについては有料のものしかなく、またCMSと同様にレンタルサーバーを契約する必要はあります。

ただ、目的に応じてマッチするサービスは異なるので、自分に合ったものを選びましょう。それでは各サービスのポイントについて解説していきます。

ホームページ作成サービスのポイント

ホームページ作成サービスを利用すると、初心者でも簡単にホームページを作ることができます。ソフトウェアをインストールする必要がなく、インターネットにつながるパソコンやスマートフォンさえあれば誰でもホームページを作れるのが大きなメリットです。サイトに登録し、アカウントを作るだけで利用できる無料のサービスもあります。

簡単にホームページができる!

ホームページ作成サービスでは、ある程度決まったレイアウトに画像をアップロードしたり、テキストを打ち込んだりして作っていきます。ホームページを作るには一般的にHTML(文書の構造を示すための言語)やCSS(HTMLなどの見た目を支持する)などの専門知識が必要ですが、こういった専門知識のない初心者でも作れる仕組みを備えているのが特徴です。サイトで用意されているガイドに従って操作するだけで、すっきりとまとまったデザイン性の高いホームページが完成します。

無料と有料の違いは?

主なホームページ作成サービスには、無料のプランと有料のプランがあります。「ジンドゥー(Jimdo)AI ビルダー」「ペライチ」「グーペ(Goope)」の3つのサービスについて、機能を比較してみましょう。

名称 ジンドゥー
AI ビルダー
ペライチ グーペ
プラン名 PLAY START GROW スタート ライト レギュラー ビジネス エコノミー ライト スタンダード
費用 無料 900円 1446円 無料 980円 1,980円 2,980円 1,000円 1,500円 3,500円
広告 あり なし あり なし なし
保存容量 500 MB 5GB 15GB 1ページ 3ページ 5ページ 10ページ 1GB 5GB 50GB
アクセス解析
独自ドメイン
サポート 優先 最優先 ◯(電話もあり)

(価格は税別表記)

「ジンドゥー(Jimdo)AI ビルダー」と「ペライチ」の無料プランは、有料プランと比べると保存容量が少なく、広告が強制表示されたり、アクセス解析が使えないなど機能が制限されたりしています。利用料が高いブランは、保存容量が多くなり、サポートもより手厚くなる傾向にあります。

ホームページ作成ツール(CMS)のポイント

ホームページ作成ツールと呼ばれるCMSとは、Contents Management System(コンテンツ・マネジメント・システム)の略で、ホームページ制作に関する専門知識がなくても、Webブラウザから文章や写真・動画などのデータ(コンテンツ)を管理して、ホームページを構築できる仕組みのことです。

CMSは最初の導入にやや手間がかかりますが、いったんセットアップしてしまえば、Webブラウザの管理画面のエディターから、文字を入力したり、写真データをアップロードしたり、YouTubeのリンクを挿入するなどして手軽にサイトを更新できるのがメリットです。また、デザインテンプレートを適用するだけで、好みの見た目にすることもできます。CMSのプログラムそのものは無料のものもありますが、CMSを設置し、動作させるためのレンタルサーバーには費用がかかります。

デザインの豊富さ、更新のしやすさに注目

ホームページ作成ツール(CMS)で広く使われているのは「WordPress(ワードプレス)」や「Movable Type(ムーバブル・タイプ)」です。なかでもWordPressは無料で利用できるうえデザインテンプレートが豊富なのが特徴。決まったデザインの中で写真やテキストを配置するホームページ作成サービスよりもデザインの自由度が高く、好みの見た目でホームページを作れるのが大きな魅力となっています。

また、更新のしやすさも見逃せないポイントです。エディターで新しいページを作成したり、画像を差し替えたりといったこともシンプルな手順で行えます。オンライン上で動作するツールですので、複数人で管理することも簡単です。

導入が簡単なレンタルサーバーもある

WordPressはプログラムそのものは無料であるものの、レンタルサーバーを借りたうえでセットアップする必要があります。セットアップにはサーバーの仕様に関する知識が必要ですが、多くのレンタルサーバー会社では、マニュアルの手順に従って作業するだけでWordPressを導入できるような仕組みを用意しています。そのため導入の難易度はさほど高くありません。ただし、導入後に自力でカスタマイズしたり、プラグインで機能を拡張したりするには、それなりにノウハウが必要です。

ホームページ作成ソフトのポイント

ホームページ作成ソフトとは、ホームページを自分でデザインして作っていくためのものです。デザインの自由度が高く、思い通りの構成で作成できるため、ホームページを1から作りたいときに向いています。ただしHTMLやCSS、JavaScript(Webブラウザで用いられることの多いプログラミング言語)などに関する知識が必要で、ほかの方法と比較するとハードルは高いといわざるを得ません。

自由度の高さが魅力!

ホームページ作成ソフトを使う最大のメリットは、ホームページを作る方法としてはもっとも自由度が高く、個性を表現しやすいことです。ホームページ作成サービスや作成ツール(CMS)は、料理にたとえると食材やレシピがある程度準備されている状態で、手軽にたくさんのページを作れますが、誰が手がけても似たようなテイストになってしまいます。

一方、ホームページ作成ソフトを使う方法は、レシピのない状態で食材選びから料理を一点ずつつくるようなものであり、独創的なホームページを作れます。しかし、専門知識が必要で、独創的がゆえにページの量産も難しく、ホームページ制作・管理の難易度は高くなります。

ソフトのテンプレートをチェック!

ホームページをまっさらな状態から作りあげていくのはかなり大変な作業です。ただし市販されているホームページ作成ソフトの多くには多彩なテンプレートがあらかじめ用意されているため、テンプレートを自分なりにカスタマイズしながら作っていくこともできます。初心者向けの機能を備えたソフトもあり、上級者でないと使えないというものではありません。ホームページ作成ソフトを選ぶときは、テンプレートの数やクオリティーにも目を向けるといいでしょう。

ホームページ作成で重視するべきポイント

気軽に試せる無料レンタルサーバー

ホームページをどんな方法で作るかは、「独自性」や「コスト」といった要素のなかで何を重視するかによって変わってきます。作成方法を選ぶためのポイントをご紹介します。

独自ドメインが使える?

独自ドメインとは、ホームページのURLを好きな文字列にできるものです。たとえば、首相官邸のドメインは「kantei.go.jp」、日本のGoogle検索なら「google.co.jp」、Twitterは「twitter.com」です。独自ドメインのメリットは、ホームページを置くサーバーを変更してもURLがそのまま使えることと、ホームページだけでなくメールアドレスにも使えること、店舗や企業・団体の場合は公式らしさが出て信頼感がアップすることです。

無料のサービスで独自ドメインが使えるものはほぼないため、独自ドメインを使いたい場合はいずれの方法でも有料サービスを選択することになります。また、独自ドメインそのものを取得するのにも費用がかかります。

どれくらいの費用がかかる?

無料で利用できるホームページ作成サービスは費用の負担がないのが魅力ですが、その一方でホームページ上に強制的に広告が表示されたり、容量が大幅に制限されていたりすることがデメリットです。有料サービスの場合は、レンタルサーバーを借りるだけでも1年間で数千円から数万円かかります。レンタルサーバー費用は、ホームページを公開し続ける以上払い続ける必要があり、維持にもお金がかかることを認識しておきましょう。また、費用面に余裕があれば、制作や運営を制作会社に依頼することで手間を減らせます。

こまめに更新しやすい?

ホームページをより多くの人に見てもらうためには、検索したときに上位に表示されることが重要です。Googleをはじめとする検索エンジンに高く評価してもらい、上位に表示させるための施策をSEO(検索エンジン最適化)といいます。SEOを意識する際は、求める検索キーワードでの表示順位を見ながら、こまめにホームページの内容を更新して最適化していく必要があるため、更新のしやすさも重要です。SEOをそこまで意識しない場合でも、「毎月メニューが変わるのでそのつど更新したい」「スタッフ全員が更新できるようにしたい」というときは、扱いやすさが重視すべきポイントとなります。

好みのコンテンツを提供できる?

ホームページを作成する際は、どのくらい自由にコンテンツを構築したいかも考慮しましょう。たとえばホームページにアフィリエイト広告(成果報酬型のインターネット広告)を掲載したり、何かを販売したりして利益を得たい場合、無料のホームページ作成サービスでは対応していないケースが少なくありません。レンタルサーバーを借りて運営すれば自由に運営でき、広告を掲載したり、有料コンテンツを配信したりもできます。

ホームページ作成サービスを比較!

専門的な知識が必要なく、初心者でも簡単にホームページに作れるホームページ作成サービスを比較してご紹介します。

無料のホームページ作成サービス 比較表

無料で手軽にホームページを公開したいときは、「ジンドゥー」もしくは「ペライチ」の無料プランがおすすめです。「店名で検索してきた人に対して、営業時間や場所を公開しておきたい」「メニュー一覧を掲載したい」といった内容であれば、十分にまかなうことができます。

名称 ジンドゥー
AIビルダー
ペライチ
費用 無料 無料
広告 あり あり
保存容量 500 MB 1ページ
アクセス解析
独自ドメイン
サポート
有料サービスへのアップグレード 可能 可能

有料のホームページ作成サービス 比較表

有料のホームページ作成サービスは機能が多彩で、独自ドメインをはじめ無料プランでは未対応のサービスに対応しているのが特徴です。コンテンツの目的や容量から、無料プランでは難しいと判断した場合は、予算を考慮しつつ有料サービスの利用を検討するといいでしょう。

ジンドゥー
AI ビルダー
ペライチ グーペ
START GROW ライト レギュラー ビジネス エコノミー ライト スタンダード
初期費用 3,000円
月額費用 900円 1446円 980円 1,980円 2,980円 1,000円 1,500円 3,500円
保存容量 5GB 15GB 3ページ 5ページ 10ページ 1GB 5GB 50GB
アクセス解析
独自ドメイン

ホームページ作成ツール(CMS)を比較!

ホームページ作成ツール(CMS)として広く使われているのは、「WordPress」と「Movable Type」です。この2つの機能を比較してみましょう。

名称 WordPress Movable Type
費用 無料 個人利用:無償、商用利用:有償
メリット ・ユーザーが多く数々のノウハウが公開されている
・無料のプラグインが豊富でカスタマイズしやすい
・HTMLを静的生成するためサーバーへの負荷が軽い
・サポート体制が充実している
デメリット ・脆弱性が狙われやすい
・バージョンアップがひんぱんにあり、そのつど対応が必要
・多くのプラグインが有償でカスタマイズに費用がかかる
・外注できる制作会社が限られている

CMSならWordPress一択

WordPressは市場シェアが高く、世界中で利用されています。そのため、無料で使えるプラグインも多く、開発もどんどん進んでいくので、最新の機能で拡張できるようになっています。一方で日本産のMovable Typeは、運営が日本法人ということでサポートが受けやすいというメリットはあるものの、プラグインの少なさやシェアが小さいことによる情報不足などのデメリットが大きいです。

ホームページ作成ソフトを比較!

ホームページ作成ソフトは機能も価格もさまざまで、使いこなせることや予算内で導入できることが基準になってきます。主なホームページ作成ソフトについてご紹介します。

ホームページビルダー22 Adobe Dreamweaver WYSIWYGエディター BiNDup
ビジネスプレミアム スタンダード
価格 パッケージ版:27,000円
ダウンロード版:25,000円
パッケージ版:16,000円
ダウンロード版:15,000円
2,480 円(月額) 無料~ 29,760円(ソフト単体)
必要なスキルレベル
スマートフォンサイト対応
収録テンプレート数 352 136 16 350以上(コースによって異なる)
収録素材数 2576 240

初心者~プロまで対応!どれを選ぶ?

「ホームページビルダー」は国産のホームページ作成ソフトとして知られています。「Adobe Dreamweaver」はプロも使用する高性能なソフトで、ハイクオリティーなサイトが作れるものの、使いこなすには相応の知識が必要です。「WYSIWYGエディター」とは、編集中の画面がそのまま表示されるソフト全般を指し、初心者でもテキストエディタ感覚でHTMLを打ち込めるうえ、無料で使えるものも少なくありません。「BiNDup」はソフト単体で使うこともできますが、サーバーや独自ドメインがセットになった月額制のコースも用意されています。

レンタルサーバーを選ぶときのポイント

気軽に試せる無料レンタルサーバー

ホームページ作成ツール(CMS)やホームページ作成ソフトを使う際は、データの置き場所であるレンタルサーバーを借りる必要があります。いくつかのレンタルサーバー事業者を紹介します。

レンタルサーバー プロバイダ比較表

レンタルサーバーにかかる費用は幅広く、基本的に月額料金が高いほど高性能で大容量になります。公開したいホームページの規模や、予想されるアクセス数に応じたプランを選びましょう。また、WordPress をはじめとするCMSは1番安いプランだと対応していない場合も多いため、使いたいときは注意が必要です。

  ロリポップ! ConoHa WING カゴヤ共用サーバー さくらのレンタルサーバー エックスサーバー
初期費用 エコノミー/ライト/スタンダード:1,500円
ハイスピード:無料
エンタープライズ:3,000円
無料 S12:無料
S22:3,300円
S32:3,300円
ライト・スタンダード・プレミアム:953円
ビジネス・ビジネスプロ:4,762円
マネージド:45,000円~
3,000円
月額費用 エコノミー:100円
ライト:250円
スタンダード:500円
ハイスピード:750円
エンタープライズ:2,000円
(12か月契約の場合)
ベーシック:720円
スタンダード:1,950円
プレミアム:3,900円
(WINGパックを12か月契約の場合)
S12:800円
S22:1,600円
S32:2,400円
(12か月契約の場合)
ライト:120円(年間一括のみ)
スタンダード:477円
プレミアム:1,429円
ビジネス:2,381円
ビジネスプロ:4,286円
マネージド:12,000円
(ライト以外は月額払いの場合)
X10:1,000円
X20:2,000円
X30:4,000円
(12か月契約の場合)
WordPressの利用 エコノミーのみ利用不可 ◯(S12は要オプション契約) ライトのみ利用不可
WordPressのインストール機能 エコノミーのみなし ◯(S12は要オプション契約) ライトのみ利用不可
SSL
PHP ◯(プランによって異なる)
MySQL エコノミーのみ利用不可 S12のみ有料オプション ライトのみ利用不可
ディスク容量 エコノミー:20GB
ライト:100GB
スタンダード:150GB
ハイスピード:250GB
エンタープライズ:1TB
ベーシック:250GB
スタンダード:350GB
プレミアム:450GB
S12:100GB
S22:200GB
S32:300GB
ライト:10GB
スタンダード:100GB
プレミアム:200GB ビジネス:300GB
ビジネスプロ:500GB
マネージド:HDD700GB/SSD360GB
X10:200GB
X20:300GB
X30:400GB
転送容量 エコノミー:50GB/日
ライト:100GB/日
スタンダード:200GB/日
ハイスピード:360GB/日
エンタープライズ:400GB/日
ベーシック:9.0TB/月
スタンダード:11.0TB/月
プレミアム:12.0TB/月
S12:120GB/日
S22:160GB/日
S32:200GB/日
ライト:40GB/日
スタンダード:160GB/日
プレミアム:200GB/日
ビジネス:230GB/日
ビジネスプロ・マネージド:260GB/日
X10:300GB/日
X20:360GB/日
X30:400GB/日

ホームページを作るときは自分に合った方法を選ぼう

ホームページを作成するための方法はさまざまです。たとえ小規模でスタートしても、運営しているうちに、知識や経験を重ねてステップアップしていくことは可能です。最初にどの方法を選ぶかは、「お金をかけたくない」「更新のしやすさ重視」「SEOを意識」「費用のことは気にせずにクオリティーを追求」などの方針を定めて決めることをおすすめします。

専門知識がない段階では、安価で手軽に試せるホームページ作成サービスを使って、仕組みや運営の知識を身につけるといいかもしれません。運営に慣れ、独自のデザインを適用したり、便利な機能を追加したりするなど、やりたいことが増えてきたら、CMSやホームページ作成ソフトを導入してみましょう。