
新NISAを始めたいと思っても、「月5,000円くらいの少額投資に意味はあるのか」と感じる方は多いのではないでしょうか。
筆者も現在、新NISAで大きな金額を投資しているわけではありません。
楽天証券で設定している積立は、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)、いわゆる「オルカン」が月5,000円です。
加えて、NISA口座ではなく特定口座で、メロン世界新興国ソブリン・ファンドを月500円ほど購入しています。
新NISAの積立は月5,000円、特定口座のお試し投資を含めても月5,500円なので、投資額としてはかなり少額です。
ただ、実際に続けてみると、少額だからこそ見えてくることもあります。
この記事では、楽天証券で月5,000円の新NISA投資を続ける意味や、実際のトータルリターン、商品選びの振り返りを初心者向けに解説します。
ですが、5年、10年、20年と続けてみたら…?
ただ貯蓄するだけよりも“夢”を感じたので、新NISAを始めてみました。
この記事の結論
月5,000円の新NISAは、短期間で大きく資産を増やす金額ではありません。
ただし、投資を習慣化し、値動きに慣れ、自分に合う商品を知るには十分意味があります。
- 少額でも、長く続けることで投資の習慣を作りやすい
- オルカンのような全世界株式は、長期分散投資の中心にしやすい
- 楽天証券では、スマホから評価額やトータルリターンを確認しやすい
- 新興国債券ファンドは値動きや為替リスクがあり、初心者は少額で試す程度が無難
- 基準価額が安いから割安、という考え方は投資信託では注意が必要
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楽天証券でNISAを始めたい方へ
この記事では、筆者が楽天証券で確認したトータルリターン画面をもとに、少額投資のリアルを紹介しています。
楽天証券では、投資信託の積立や運用状況をスマホから確認できます。新NISAで少額積立を始める場合は、取扱商品、手数料、ポイントサービス、画面の使いやすさなども確認しておきましょう。
筆者の少額投資の現在地

まず、筆者の現在の投資状況を整理します。
楽天証券のトータルリターン画面で確認したところ、投資信託全体では次のような状況でした。

| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 現在の評価金額 | 217,606円 |
| 累計受取分配金額 | 836円 |
| 累計買付金額 | 184,836円 |
| トータルリターン | +33,606円 |
単純に計算すると、累計買付金額184,836円に対して、トータルリターンは+33,606円です。
損益率で見ると約18.2%になります。
ただし、これは年利18.2%という意味ではありません。
積立投資は買付時期がバラバラですし、トータルリターンはあくまで現時点の運用結果です。将来も同じように増えるとは限りません。
なお、ここで紹介している損益率は、筆者の保有状況をもとにした単純計算です。
投資時期や買付タイミングによって結果は大きく変わるため、同じ商品を購入しても同じ運用成績になるわけではありません。
また、NISA口座と特定口座が混ざっているため、税金の扱いも同じではありません。
NISA口座の利益は一定の範囲で非課税ですが、特定口座で利益が出た場合は原則として課税対象になります。
保有している投資信託の内訳
現在保有している主な投資信託は、次の3つです。

この数字だけを見ると、かなり順調に見えます。
しかし、これはあくまで現時点の結果です。投資信託は日々値動きするため、相場が悪化すれば評価額が下がることもあります。
また、SBI・全世界株式インデックス・ファンドの単純損益率が高く見えるのは、買付時期や保有期間の影響が大きい可能性があります。
少額で購入した商品は、少しの値動きでも損益率が大きく見えることがあります。
大切なのは、「今プラスだから成功」と見ることではなく、なぜその商品を選んだのか、少額投資から何を学べるのかを整理することです。
楽天証券でオルカンを月5,000円積み立てている理由
筆者が現在、新NISAの中心にしているのは、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)です。
いわゆる「オルカン」と呼ばれる投資信託で、日本を含む世界中の株式に分散投資できる商品です。
筆者は過去に短期投資に関する記事に関わっていた時期があり、その中で、長期の資産形成では全世界株式インデックスが候補にされやすいことを知りました。
その経験から、現在は楽天証券の新NISAでオルカンを月5,000円ずつ積み立てています。
もちろん、オルカンを買えば必ず増えるわけではありません。
それでも、1つの国や1つの企業に集中するより、世界全体に広く分散できる点は、初心者が長期投資の中心にしやすい理由の一つだと感じています。
楽天証券で少額投資を続けて感じたメリット
少額投資を続けるうえで、筆者が感じている楽天証券の使いやすさは、運用状況を確認しやすいことです。
スマホから評価額やトータルリターンを確認できるため、現在どれくらい増えているのか、どの商品がどの程度プラス・マイナスになっているのかを把握しやすいと感じています。
少額投資では、毎月の投資額が小さい分、日々の値動きだけで大きく資産が増えるわけではありません。
そのため、運用状況を確認しながら「今の金額なら無理なく続けられるか」「投資商品を増やしすぎていないか」を見直せることが大切です。
楽天証券では、投資信託の積立を少額から設定できます。いきなり大きな金額を投資するのが不安な人は、まずは家計に無理のない金額から始めるのも一つの方法です。
メロン世界新興国ソブリン・ファンドは、少額で試してみた商品
メロン世界新興国ソブリン・ファンドは、NISA口座ではなく特定口座で保有している商品です。
購入したきっかけは、当時、株に詳しい家族から「新興国ファンドの中でも少額で試しやすく、値動きも見ていて面白いかもしれない」と聞いたことでした。
当時の筆者は、新興国債券ファンドは値動きが大きくなりやすいことは知っていました。
ただ、基準価額が低く見えたこと、500円という少額で試しやすかったこと、チャートが上向きに見えたことから、「少額なら勉強代として買ってみてもよいかもしれない」と考えました。
さらに、正直なところ「メロン」という名前の印象が強かったことも、記憶に残っている理由のひとつです。
ただし、今振り返ると、この選び方には注意点もあります。
投資信託は、基準価額が低いから割安というわけではない
基準価額は、その投資信託の設定時期や分配、運用経過などによって変わります。
基準価額が4,000円台だからお得、3万円台だから高い、という単純な判断はできません。
また、過去のチャートが上向きだったとしても、今後も同じように上がるとは限りません。
メロン世界新興国ソブリン・ファンドは、新興国の債券に投資するファンドです。
新興国債券は、金利変動、為替、政治・経済情勢の影響を受けやすく、債券という名前が付いていても元本保証ではありません。
また、メロン世界新興国ソブリン・ファンドは、インデックスファンドと比べると管理費用が高めの商品です。
少額で値動きを学ぶ目的ならよいとしても、長期で大きな金額を積み立てる場合は、信託報酬や運用方針をよく確認する必要があります。
雪だるまは知識が少なかった時期に買った商品
SBI・全世界株式インデックス・ファンド、いわゆる「雪だるま」は、投資の知識がまだ少なかった時期に何となく購入した商品です。
その後、全世界株式に投資するならオルカンを中心にした方が分かりやすいと考え、現在は楽天証券の新NISAでオルカンを中心に積み立てています。
ただ、雪だるまが悪い商品という意味ではありません。
大切なのは、投資信託を選ぶときに、信託報酬、投資対象、純資産総額、連動を目指す指数、運用方針などを確認することです。
最初は何となく選んでしまっても、あとから学び直して、自分に合う商品に整理していくことはできます。
ただし、NISA口座で商品を売却して乗り換える場合は、タイミングや非課税枠の扱いにも注意が必要です。焦って売買を繰り返すのではなく、長期で持ち続けられるかを考えて判断しましょう。
月5,500円を続けるといくらになる?
月5,000円の新NISAに加えて、特定口座で月500円を投資する場合、合計の投資額は月5,500円です。
この金額は、大きな資産形成を目指すには小さく見えます。
ただし、長く続けると元本は少しずつ積み上がります。

この表は、毎月5,500円を積み立てた場合の単純なシミュレーションです。
税金、手数料、実際の基準価額の変動は考慮していません。
実際の運用では、毎年同じ利回りで増えるわけではありません。
大きく上がる年もあれば、下がる年もあります。
そのため、シミュレーションは「この通りに増える」という予想ではなく、少額でも続けると元本が積み上がることを確認するための目安として見るのがよいでしょう。
少額投資で大切なのは利回りよりも続けやすさ
少額投資では、利回りを追いかけすぎるよりも、続けやすい仕組みを作ることが大切です。
月5,000円台であれば、家計への負担を抑えながら投資を続けやすい人もいるでしょう。
一方で、少額だからといって、よく分からない商品を増やしすぎるのは注意が必要です。
特に、新興国債券ファンドやテーマ型ファンドなどは、名前が面白い、基準価額が安く見える、分配金が出ているといった理由だけで選ぶと、あとから値動きに戸惑う可能性があります。
少額で試すこと自体は悪くありません。
ただし、中心にする商品と、お試しで買う商品は分けて考えることが大切です。
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楽天証券で少額積立を始めたい方へ
少額投資を続けるには、運用状況を確認しやすい証券会社を選ぶことも大切です。楽天証券では、スマホから投資信託の評価額やトータルリターンを確認できます。
まとめ:楽天証券で月5,000円のNISAを始めても意味はある
月5,000円の新NISAは、短期間で大きく資産を増やす金額ではありません。
しかし、投資を習慣化し、値動きに慣れ、自分に合う商品を知るには十分意味があります。
筆者の場合、楽天証券の新NISAでオルカンを長期分散投資の中心として積み立て、メロン世界新興国ソブリン・ファンドは特定口座で少額の値動きを試す枠、雪だるまは知識が少なかった時期に購入した商品という位置づけです。
現時点ではトータルリターンがプラスになっていますが、これは将来の運用成果を保証するものではありません。
大切なのは、今の損益だけで判断することではなく、無理のない金額で長く続けられるか、自分が理解できる商品を選べているかです。
新NISAをまだ始めていない方や、少額すぎて意味がないと感じている方は、まずは楽天証券などで少額積立の仕組みを確認し、無理のない金額から投資に慣れることを目的に始めてみるのも一つの方法です。