
「SBI VCトレード株式会社」は、SBI証券や住信SBIネット銀行などの金融サービスを手掛けるSBIグループの中の仮想通貨事業を行う会社で、金融庁にも「暗号資産交換業者登録」に「関東財務局長 第00011号」として登録されています。
公式サイトには「ストレスフリーな仮想通貨取引を」「仮想通貨取引をもっとスマートに」をモットーにしていると発表しており、今後の取扱通貨の増加などのサービス拡大が期待されます。
本稿ではSBI VCトレードの口座開設方法と、使い方を解説していきます。
目次
SBI VCトレードで実施中のキャンペーン
現在SBI VCトレードでは次のキャンペーンが実施中です。
「新VCTRADE取引所リリース記念キャンペーン」
SBI VCトレードでは、新VCTRADEの取引所サービスをオープンしたことを記念したキャンペーンを実施中です。6月27日から8月17日までの間、新VCTRADE取引所サービスの現物取引において「メイカー手数料」と「テイカー手数料」が優遇されます。
板取引形式での指値注文の約定時には「メイカー手数料」が、成行注文の約定時には「テイカー手数料」が発生します。「メイカー手数料」はマイナス手数料で、手数料相当額を日本円でもらうことになります。キャンペーン期間中は、「メイカー手数料」が通常の-0.01%が-0.02%に、「テイカー手数料」が通常0.05%のところ0.03%になります。
頻繁にトレードする人にとっては嬉しいキャンペーンではないでしょうか。
「選べる高級ホテル食事券プレゼントキャンペーン」
SBI VCトレードでは、「選べる高級ホテル食事券プレゼントキャンペーン」を実施中です。6月20日から8月1日までの間、販売所における暗号資産現物取引で500万円ごとに2万円分の高級ホテル食事券がプレゼントされます。
一度に500万円分を取引する必要がなく、約定金額の合計500万円に達するごとに2万円分の高級ホテル食事券がプレゼントされます。
食事券は東京と大阪、札幌、名古屋、福岡にある7つのホテルで利用できますが、応募は1カ所のみとなります。また今回のキャンペーンにエントリー申し込みをすると、「新VCTRADE取引所リリース記念キャンペーン」が自動キャンセルとなるので注意が必要です。
SBI VCトレード取扱い暗号資産(仮想通貨)一覧
SBI VCトレードでは、下記の7種類の暗号資産の取扱いがあります。
販売所・取引所ともに取り扱い銘柄は同じです。
ティッカー | 通貨名 |
---|---|
BTC | ビットコイン |
ETH | イーサリアム |
XRP | リップル |
BCH | ビットコインキャッシュ |
LTC | ライトコイン |
LINK | チェーンリンク |
DOT | ポルカドット |
SBI VCトレードの口座開設・登録手続きの方法
それでは、SBI VCトレードでの口座開設方法を紹介したいと思います。
・運転免許証 表面・裏面
・個人番号カード(マイナンバーカード) 表面のみ
・パスポート 顔写真ページ・所持人記入欄
・住民基本台帳カード 表面・裏面
・住民票の写し(個人番号・本籍地記載のないもの)
SBI VCトレードの公式ページに行くと、中央に表示されている『メールアドレスを入力』の欄に自分のメールアドレスを入力し、「無料口座開設」のボタンをクリックします。
入力したメールアドレスに確認メールが送られているので、内容を見てみましょう。確認画面の「メールアドレス」の項目には、先ほど入力したメールアドレスが記載されていると思います。もし誤りがあったり、確認メールが送られていない場合は、再送したり。もう一度手続きをやり直してみましょう。
送られてきたメールには登録用URLが記載されています。この「お客様専用URL」をクリックして、本登録画面に移動しましょう。
まず最初に行うのがログインパスワードの設定です。こちらで入力したパスワードがログイン時に用いるものになります。半角英文字(大・小)、数字・記号のうち2種類を使って、パスワードを設定しましょう。
パスワードの確認入力も済ませて、「送信する」ボタンを押すと、設定は完了です。そのままログインをして、情報入力に進みましょう。
それでは、ここからが登録画面です。SBI VCトレードの情報入力画面は1ページで下にスクロールしていくタイプになっています。1ページで収まっているので、PCからの登録の方がやりやすいかもしれませんね。
最初は事前確認からです。各規約がPDFファイルで用意してあったり、ページに直接記入してあるので、一通りをチェック確認箇所にチェックをつけましょう。
まずは「お取引にかかわる情報の提供についての確認」、「契約締結前交付書面等の確認」、「外国口座税務コンプライアンス法(FATCA)施工に伴う確認」になります。
次は「外国PEPs(外国の重要な公的地位を有する方)に関する確認」と「運用資金に関する確認」の2項目です。運用資金について、第三者の資金を含むか含まないかと問われていますが、どちらでも手続きには支障ありません。
確認が終わると、個人情報入力になります。漢字氏名・氏名フリガナ・性別・生年月日・国籍・居住国の入力をします。
ここで、本人確認書類に通称名が記載されている方は、通称名の入力も必要になります。「本人確認書類に通称名の記載がある場合」のボタンをクリックすると、指名等の入力欄が下に追加されます。こちらへ、入力してください。
また、海外国籍をお持ちの方は、国籍を入力した後、入力欄下部に注意書きが表示されます。通常の本人確認書類の他に、「在留カード」もしくは「特別永住者証明書」のどちらかを、一緒に提出しなくてはいけません。該当する方は、あらかじめ用意しておきましょう。
氏名等の後は住所入力になります。最終的に確認用郵便物が送られてくるので、住所は間違いないように注意して入力しましょう。右上には郵便番号を入れて利用できる住所自動入力ボタンもあるので活用してみてください。
電話番号は固定電話と携帯電話の入力欄がありますが、どちらかだけの入力で問題ありません。SMS認証の形式ではないのでどちらでも構いませんが、何かあったときに応答することのできる番号にするのは当然ですね。
個人情報入力が一通り終われば、本人確認書類の提出になります。提出書類として利用できるのは下記4点で、このうちどれか1つを提出してください。
- 運転免許証(表面・裏面)
- パスポート(顔写真・住所記載ページの両方)
- マイナンバーカード(表のみ)
- 各種健康保険証(表面・必要であれば裏面も)
ページ上には「顔写真付き書類の提出を」と書いてありますが、健康保険証での提出を行う場合、別途顔写真付き書類を送る必要はありません。ただし、住所での照合を行うため、裏面には登録時住所が必ず記載されていなければならないので、注意しましょう。
書類提出はWebアップロードと郵送の2種で可能です。Webアップロードを希望する場合は、提出書類一覧の下部にアップロード用のボタンがあります。そちらをクリックすると、画像選択画面になるので、撮影した画像データなどを選び、アップロードしましょう。
表面裏面の両方を提出する書類の場合は、片面の画像をアップロードしてから、もう一度「本人確認書類をアップロード」のボタンを押すことで、別の画像を同じようにアップロードすることで可能です。
郵送の場合ですが、台紙に各種書類のコピーを貼り付けて郵送しなければいけません。一覧下の「Webアップロード」と「郵送」と並んでいるタブを、「郵送」に切り替えると、台紙のダウンロードリンクが出てきます。そちらをクリックして、台紙のPDFデータをダウンロードもしくはそのまま印刷します。
住所については、郵送タブで切り替えた中に宛先が記載されていますので、しっかり控えておきましょう。
本人確認書類のWeb提出もしくは郵送の方は準備が終われば、更に下にスクロールしてください。この次は職業等にまつわる質問です。職業を選択すると、お勤め先等の情報入力欄が追加されます。学生や主婦の方などは、職業を入れるだけで完了です。
「仮想通貨交換業者にお勤めですか?」との項目もありますが、そちらを「はい」にチェックしても、申請は進むことができます。
こちらも郵便番号を入れて、所在地自動入力ボタンを押せば、所在地を入れてくれます。
職業等の入力が済んだ後、「内部者に関する登録」を行わなければいけません。これは「仮想通貨交換業」に関するものではなく、例えばエックスアールピー(XRP)の発行に関わっていたり、その関係会社に属していたりしないかということの確認です。SBIVCで取り扱われている通貨が、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、エックスアールピー(XRP)の3種あり、画面上の選択項目のその3つになっています。
通貨を選ぶと、その下には「どの立場で関わりがあるのか」を選ぶことになるので、関係している場合、そちらも入力してください。
情報入力も終わりに近づいてきました。「ご本人様確認」の項目はパスワードを忘れてしまったときなどの確認のために用いられる質問です。質問項目を選び、その答えを直接記入してください。このような質問形式のとき、漢字・カタカナ・ひらがなは別箇に扱われるので、普段使いの入力方法で記入するのをおススメします。
そして、ご案内について、メルマガ配信やキャンペーン情報提供をしてもらうかどうかを選びます。
最後は取引に関する注意一覧にチェックをつけていきます。仮想通貨取引は外貨取引のように変動するものですといったことなどが記載されているので、内容を確認したら、全てにチェックをつけていきましょう。
これで入力は完了です。最終確認を済ませて提出すれば、一度トップ画面に戻ります。最終確認の郵便物が来る前にもログインやトレード画面の確認もできますので、一旦見てみましょう!
ログイン
トップページへアクセスすると上部に「ログイン」ボタンがあります。それをクリックしてログインページへ移動しましょう。
ログインの手順は3点です。
①登録済みメールアドレスを入力
②パスワードを入力
③ログインを入力「銘柄選択」をクリックすると
これでログイン完了です。
ホーム画面を確認
ログインをするとホーム画面が表示されます。
ホーム画面では
・取扱い通貨
・お知らせ
・仮想通貨資産の確認
上記、3点の確認ができます。
SBI VCトレードでの取扱いはエックスアールピー(XRP)、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)三種です。画面の中央に表示されている銘柄のどれか、もしくは画面上部の「取引」をクリックして取引ページへ移動できます。
取引ページの機能について
取引ページでは仮想通貨の売り買い取引を行えます。画面の青い部分に表示されている「銘柄選択」をクリックすると取引する銘柄の変更が行えます。
注文では「成行」と「価格指定」二つの選択肢から選べます。注文画面の横に取引履歴が表示されるのは便利ですね。青部分の「チャート」をクリックするとチャートが現れます。
チャートの使い方
シンプルなチャートです。この期間の値動きをよく見たい、という場合は拡大をしてみましょう。詳しく見たい期間をドラックで選択します。淡く黄色で囲まれると選択中です。
チャートを拡大すると向かって右上にボタンが現れます。虫眼鏡マーク、もしくは十字のアイコンはクリックで変更ができます。虫眼鏡の時はチャートを横スクロール可能、十字の時はドラック選択でさらに拡大ができます。ぐるりとまわった矢印マークは拡大したチャートを元に戻せます。
入出金について
「入出金」ページでは「クイック入金」と「出金」が行えます。
出金には銀行口座登録が必要なので、まだの場合は登録をしましょう。
口座管理について:取引履歴とお客様情報
「口座管理」では「取引履歴」と「お客様情報」の確認が行えます。
取引履歴では「約定履歴」と「注文履歴」の確認ができます。
お客様情報では登録情報の変更や、二段階認証の設定が行えます。
以上がSBI VCトレードの解説になります。
SBI VCトレードのサービスの紹介
ここからはSBI VCトレードが提供している暗号資産(仮想通貨)に関わるさまざまなサービスを紹介します。
SBI VCトレードのサービスは主に次の4つになります。
現物取引
暗号資産(仮想通貨)の現物取引は、ビットコイン(BTC)などの暗号資産を買ったり、保有している暗号資産を売ることです。SBI VCトレードで現物取引を行う場所は、「販売所」と「取引所」の2つがあります。
「販売所」は、SBI VCトレード側で決めた価格で買ったり売ったりします。一方で「取引所」では、暗号資産を売買したい人たち同士で取引する場所です。買いたい人と売りたい人がそれぞれ価格と数量を掲示し、取引が行われます。
レバレッジ取引
暗号資産のもう1つの取引方法が「レバレッジ取引」です。
持っている資金の範囲内での取引になる「現物取引」に対して、「レバレッジ取引」は自分の資金以上の取引が可能です。日本国内の暗号資産のレバレッジ取引は、資金の最大2倍までの金額で取引ができます。例えば1BTCが100万円の時、50万円あれば1BTC分のトレードができることになります。
貸コイン
暗号資産をSBI VCトレードに一定期間貸し出すことで、暗号資産を増やすことができる「貸暗号資産」のサービスも提供しています。受け取る利用料については、貸し出す暗号資産の銘柄や貸出数量、貸出期間によって異なります。
保有している暗号資産をしばらく売却する予定のない人にとっては、何もしないで暗号資産を増やせる嬉しいサービスではないでしょうか。
積立
SBI VCトレードには、長期投資を考えている人に最適な「積立暗号資産」のサービスもあります。
500円から1円単位でビットコインなどの暗号資産の積立ができます。積立を行う頻度は、毎日・毎週・毎月のなかから好きな頻度を選択でき、サービス利用料などもないので気軽に始められるのも良いですね。
会社概要
項目 | 内容 |
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会社名 | SBI VCトレード株式会社 |
所在地 | 〒106-6021 東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー |
資本金 | 12億6,000万円(資本準備金を含む) |
仮想通貨交換業登録番号 | 関東財務局長 第00011号 |
加入協会 | 一般社団法人 日本仮想通貨交換業協会(会員番号1011) |
事業内容 | 仮想通貨の交換・取引サービス、システムの提供 |
設立 | 2017年5月26日 |