コンブチャとは?痩せるとされる成分やダイエットに関する効果、飲み方・買い方など徹底解説

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昭和40年~50年代に日本でブームとなった「紅茶キノコ」が、現代においては「コンブチャ(Kombucha)」と呼ばれるようになってブームが再燃しています。

「昆布茶」と混同されそうな呼び名ではありますが、その正体は、緑茶や紅茶に「スコビー(SCOBY)」と呼ばれる酵母菌と菌のコロニーに砂糖を加えて発酵させた「発酵飲料」です。
美容やダイエットに効果的ということで「ファスティング(断食)」を行う人を中心に、その人気が高まっています。

今回は「コンブチャ」とは何かというところから、成分や期待される効果、飲み方などを解説していきます。

目次

コンブチャの主な成分

コンブチャには、主に以下のような成分が含まれているとされてます。

有機酸酢酸、グルコン酸、グルクロン酸、クエン酸、L-乳酸、リンゴ酸、酒石酸、マロン酸、シュウ酸、コハク酸、ピルビン酸、ウスニック酸
糖類スクロース、グルコース、フルクトース
ビタミンビタミンB1、B2、B6、B12、ビタミンC
その他14のアミノ酸、生体アミン、プリン、色素、脂質、タンパク質、加水分解酵素、エタノール、抗生物質、二酸化炭素、フェノール、茶ポリフェノール、ミネラル、アニオン、DSL、その他の酵母および細菌代謝産物

コンブチャにもビタミンB1やビタミンC、タンパク質などが含まれているため、ある程度の栄養素を摂取することができます。

ただ、栄養ドリンクというくくりではなく、やはり酢酸菌や乳酸菌などによる作用が期待できることから、ヨーグルトなどの発酵食品類に似たイメージを持つのが良いでしょう。

コンブチャで期待される効果、そのメリット

コンブチャは、紅茶などポリフェノールを含む飲料を基に作られるため、抗菌作用・抗酸化作用を持つとされています。
これにより、生活習慣病予防や悪玉コレステロールの減少効果などが期待できます。

また、他の発酵食品にも含まれるプロバイオティクスが、同様に発酵飲料であるコンブチャにも含まれていることが多いです。
腸の健康に役立つ乳酸菌が主ですが、製造方法によって含まれていない場合もあるので、一概な効果とは言えません。

「コンブチャを飲んで痩せる」と言われているのは、上記の効果によって体質が改善されることが関係しているものと思われます。

そのほかにも、効能としてはデトックス効果や血糖値抑制、アンチエイジングなどがうたわれていますが、臨床実験によって証明されたものではないため、これらの効果が得られるかどうかは不明なところです。
他の発酵食品が持つ効果に加え、紅茶などのお茶類による効果がともに期待できる飲料であると理解しておきましょう。

ただ、コンブチャの副作用として頭痛や吐き気を感じる人もいるようです。
デトックスによる好転反応である場合もありますが、もし飲み続けても同じような状態が続く場合は、飲むのを中止するようにしてください。

コンブチャの味、風味は?

ものによって異なりますが、製法として砂糖を加えることと、発酵の過程で酢酸菌が含まれるため、甘味と酸味が大きく出現しています。

匂いとしては、発酵食品独特の酸っぱい香りがすると感じる人もいるようです。
また、商品によっては非常に甘いと感じる場合もあるとのことです。

後述しますが、コンブチャの飲み方としては、炭酸水などで割って飲んだりすることが多いため、匂いが気になる・甘いのが苦手という人は、割り方で調整することが可能です。

コンブチャの選び方

販売されているコンブチャには割って飲む「原液タイプ」と、溶かして飲む「粉末タイプ」、そのまま飲むことのできる「飲料タイプ」の3種類があります。

飲料タイプの場合はペットボトルや缶状になっているので、何も手を加える必要がないので非常にお手軽です。
ただ、取り扱いの多くは原液タイプや粉末タイプで、飲料タイプの商品は見つけることが難しいです。

また、飲料タイプは1個で300円前後の価格帯となっており、コスパで考えると非常によくありません。
飲み続けることを考えれば、原液タイプか粉末タイプの方が1杯換算で安く済みます。

原液タイプと粉末タイプの違いとしては、粉末タイプは1杯ごとに小分けになっているものに対し、原液タイプはリットルサイズの瓶やパックとなっています。
そのため、重量の関係上、原液タイプを持ち運ぶのはほぼ不可能で、家など留まっていることの多い場所で飲むことになるでしょう。

また、費用の点から見ると、原液タイプは商品ごとの値段に大きな違いがなく、3,000円程度が定価となっていることが多いです。
1杯換算で100円くらいなので、コスパで考えれば最も良いです。

粉末タイプは小分けになっているので持ち運びでも便利ですが、値段が2,000~4,000円程度と商品によって異なります。
飲料タイプに比べれば多少安くはなりますが、コスパの点では原液タイプよりも悪くなります。

なるべく安く、飲むのも家だけというのであれば「原液タイプ」、職場など出先でも飲みたいというのであれば「粉末タイプ」、試しで飲んでみたいというのであれば「飲料タイプ」という選び方がおすすめになります。

コンブチャの飲み方

「選び方」の項目でそれぞれのタイプについて説明してきましたが、そのうち「原液タイプ」や「粉末タイプ」は、主に何かしらの飲み物で割る・溶かすことになります。

ただ、発酵飲料独特の風味や味があるので、飲み方を知っておかないと、口に合わないと感じることもあるでしょう。
また、飲むのではなく、別の食品に混ぜてもコンブチャの効果は期待できるので、そのようにして摂取することも可能です。

では、おすすめの飲み方とアレンジレシピについて、いくつかご紹介していきます。

【飲み方・アレンジ】原液タイプのコンブチャ

原液タイプのコンブチャは一応そのままでも飲むことができますが、非常に味が濃くなるため、飲み辛いと感じる人も多いでしょう。
そのため、水や炭酸水などで割って飲むことをおすすめします。

商品によってどれだけ薄めるかは変わりますが、大体3~4倍に薄めて飲むと丁度良いくらいになります。

もし薄めても匂いや味が気になるようであれば、より薄くしたり、ジュースなど他に味がついているもので割るのも良いでしょう。
寒い時期であれば、お湯で割っても飲みやすくなります。

また、アレンジするのであれば、紅茶や豆乳などで割るのもひとつの方法です。
このとき、希釈する量は水などと同様に3~4倍程度がおすすめで、紅茶の場合は砂糖を加えず無糖の状態で割るようにしましょう。

そのほかにも、コンブチャの原液には甘味がついているので、砂糖の代わりにも活用できます。
多少濃い目の状態で割って、フルーツポンチのシロップとして利用したり、野菜や果物をミキサーにかけて作ったスムージーに甘味を足すためにコンブチャを加えたりというのにも適しています。

【飲み方・アレンジ】粉末タイプのコンブチャ

粉末タイプの場合は、原液タイプと同じように水などさまざまな飲み物に溶かして飲むことのほか、ヨーグルトなどに加えることもできます。
原液タイプだと、ヨーグルトに加えると少し水っぽくなって食べにくくなるかもしれませんが、粉末タイプであれば、あまり変わらない食感のまま、食べることができます。

ただ、レモンなどの風味が元々ついているものもあるため、合わせる食材・飲料によっては変な味になってしまう可能性があるので、注意が必要です。

また、原液タイプと比較すると甘さが抑えられていることが多く、フルーツ缶詰など、シロップがすでに含まれているものにも合わせやすいでしょう。

コンブチャを飲むタイミングは?いつ飲むのが良い?

特に定まったタイミングで飲むものではありませんが、より効果を発揮するのは「空腹時」と「食後」の2つになります。

ファスティング(断食)にも活用されるように、コンブチャには酵素によるデトックス効果が期待できます。
そのため、空腹時に飲むことで、不足しているタンパク質や酵素を補給できるため、より効果的にダイエットに取り組むことができるでしょう。

また、コンブチャには消化を促す働きもあるため、食後や就寝前に飲むのも効果的です。
食べ過ぎた際にヨーグルトなどを食べると、お腹がすっきりするということがありますが、それと同様の働きが期待できます。

ただし、コンブチャの一日の摂取量は30mlが基本となっています。
そのため、毎食後に飲んだり、朝飲んだあとに夜も飲むという場合には飲み過ぎないように調整するようにしてください。

コンブチャはどこで買える?売ってるお店は?

コンブチャは「カルディ(KALDI)」や「ドンキホーテ」などで一時販売されていました。
現在では一部ドラッグストアにて、粉末タイプや原液タイプのものが販売されていることもあるようですが、店舗によって異なるため、確実に入手できるわけではありません。

店員に取り扱いの有無を訊ねるにしても、「昆布茶」と紛らわしいため、確かめることも難しいです。
また、季節による商品入れ替え対象となることも多く、実際に足を運んでも販売されていないという状況も少なくはないでしょう。

このように、実店舗では手に入れられる可能性が少ないことから、購入するのであれば、通販することをおすすめします。

日本人向けに作られたコンブチャである「コンブチャクレンズ」をご存知ですか?
通販で購入可能で、SNSなどで大変話題になっている原液タイプのコンブチャです。
別ページにてコンブチャクレンズを徹底レビューしていますので、合わせてご覧ください!

自家製コンブチャも可能!作り方は?

すでに液体や粉末状になっている製品を用いるほか、コンブチャは自作することも可能です。

手順を簡単にまとめると、次のようになります。

  1. 紅茶などベースとなる飲み物を必要量準備する
  2. ガラス瓶に紅茶を注ぎ、スコビー(種菌)と砂糖を加えて、密封しないように蓋をする
  3. 常温・暗所に保管し、発酵させる

気温によって異なりますが、夏場ならおよそ3日・冬場なら1週間程度で出来上がりです。
味が甘酸っぱいようになれば完成ですが、ただ甘いだけでは発酵が進んでいないので、再度発酵を進めましょう。

スコビーについては、すでにコンブチャを自作している人が身近にいる場合は分けてもらうか、もしくは通販サイトで販売されているものを購入して使用しましょう。

完成したコンブチャは、発酵が進まないように密封容器に保存して、冷蔵庫に保管するようにしましょう。
また、発酵を進めていたガラス瓶に多少の紅茶液とスコビーを残しておくと、後々継ぎ足して量産することもできます。

ただ、自家製コンブチャには注意しなければならない点が多く、健康を害するリスクもあります。

まず、発酵させるための容器は「ガラス瓶」でなくてはいけません。
発酵の過程で「酸」が発生するため、溶けてしまうプラスチックや腐食する恐れのある金属製ボトルは用いると、コンブチャ内に有害物質が含まれてしまい、体に悪影響を及ぼす可能性が高いです。

そして、容器は必ず煮沸消毒して、殺菌しておきます。
もし消毒していない容器でコンブチャを作ろうとすると、雑菌が混ざった状態で発酵が進んでしまい、有害なカビが生えてきてしまうこともあります。

カビが生えたコンブチャはもう捨てるしかないので、決して飲まないようにしてください

このように、よりコストが抑えられ、手順も比較的簡単ですが、自作には注意が必要なことと失敗した際には健康を損なう恐れがあります。
自家製コンブチャを作る際はこの点を理解したうえで行うようにし、不安な人は商品として販売されているものを飲むようにしましょう。

コンブチャで効果的で健康なダイエットに取り組もう

欧米では「ヘルシードリンク」として人気が高まりましたが、ダイエット時の置き換えや発酵飲料であることによる効果が基になったと思われます。

成分としても体に良い乳酸菌などが含まれており、より健康的なダイエットに取り組みたいと思うのであれば、使ってみても良いのではないでしょうか?

ただし、自作の場合は衛生面には十分注意する必要があります。
また、不調を感じる人もいるので、体質が合う合わないということもあるでしょう。

そのため、最初のうちは市販のもので効果を確かめ、自分に合っているようであれば、自作を検討してみるというのがおすすめです。
そして、コンブチャは長期的に飲むことで効果を発揮する飲み物ですので、短期間でやめてしまうのではなく、長く飲み続けるようにしてください。

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この記事を書いた人

おトクらし編集部です!(管理人もやってます!)お得・節約・ポイ活・キャッシュレス・キャンペーン…などの言葉に敏感な運営メンバーが、日々のお得にまつわる情報を配信!

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